Mai Soli

イタリア語で「ひとりじゃない」と言う意味のMai Soliの名前の通り
ひとりで抱え込んでしまいがちな
ウーマンズ・ヘルス、キャリア、子育て、ジェンダー問題など
日頃声に出して話しにくい困りごとに一緒に向き合い
少しずつでも解決するためのサポートをする啓蒙プロジェクトです。
すべての女性、すべての社会的弱者が等しく活躍し
生きやすい世の中を目指して。

記事一覧


Mai Soliで発信する主な内容

✔︎ 女性のウェルビーイングを考える情報メディアとしてフリーペーパー「Mai Soli」を年2回発行(臨時増刊あり)

✔︎未妊娠女性のためのプレコンセプションケアの啓蒙

✔︎ 婦人科系疾患や乳がんなど、女性特有の病気に関する啓蒙を目的とした体験談

✔︎ 女性課題解決に役立つ書籍やフェムテックアイテムの紹介

✔︎ 女性をエンパワメントする映画やカルチャーの紹介

✔︎ 多岐に渡るジェンダー課題を根本解決する手段として有効な「包括的性教育」や「SRHR」(性と生殖に関する健康と権利)の普及を目的とした情報の発信

✔︎ ジェンダー課題解決に尽力する人物や団体の紹介

……その他、ウェルビーイングを後押しするような情報があれば枠に囚われず、自由に発信していきます!


What's? 包括的性教育

女性課題、ジェンダー問題の多くが、人権や性差の無知によっておきています。

包括的性教育は、人権からカラダの違いまで幅広く学ぶことができる

ユネスコも推奨する世界基準の「生きるための教育」です。


✔︎ 男の子らしく、女の子らしく、「らしく」って何?

✔︎ 学校でスカートめくりが流行ってる。もう学校に行きたくない。

✔︎ 生理がつらい、でも周りはわかってくれない。

✔︎ 彼氏ができた。妊娠した。シングルマザーになった。誰のせい?

✔︎ 「結婚はいつ?」「孫はまだか?」聞かれるのに、もううんざり。

✔︎ 性感染症にかかった。でも、どうしたらいいかわからない。

✔︎ 家事は女の仕事? 男の仕事?つわりがひどくて優先席に座った。

✔︎ 知らないおばあさんに「妊娠は病気ではない」と言われ、席を立つしかなかった。

✔︎ 避妊をしてほしいと言っても、彼氏がコンドームをつけてくれません。

✔︎ さりげなく体を触ってくる上司に「やめてください」と言えない。

✔︎ 妊娠をしたら、降格された。これってアリ?

✔︎ 更年期のめまいがひどくて会社を休みがち。理解してくれない同僚の冷たい視線に耐えられず、自分から仕事を辞めてしまいそう。

オトナでもコドモでも、これらの問題が、だいたい解決できる学び、それが、包括的性教育なのです。

Mai Soliが「包括的性教育」の普及を推進する理由

理由その1
生殖だけの教育ではなく「生きるための教育」として子どもを守ることができる

日本の既存の教育システムでは生殖にしか性教育が結びついていません。包括的性教育では、人権教育、安全教育、コミュニケーション教育、健康教育の4本柱で、自分や他者を大切にすることをはじめ、人権教育から徐々に知識を積み上げます。その中の一部として生殖に関しての教育があり、性被害に合わないためのインターネットやSNSの使い方も学べます。

理由その2
性差を学ぶことでジェンダーギャップを埋めることができる

男女という「違う体」を持った人間で構成される人類は、「性」の問題が一生涯ついてまわります。包括的性教育は、性から派生する課題を包括的に学び上げる学問です。男女の体の違いはもちろん、生理や更年期、婦人科系疾患、デリケードゾーンの悩みまで、これまでオープンに語ることがタブー視されていた性の問題を学問として捉えられるようになるだけでなく、セクハラ、モラハラなど、ハラスメントまでも予防可能。ジェンダーギャップを埋めるにも最適な教育です。


理由その3
多様性への理解を深め、他者を理解し、自分も大切にできる

包括的性教育は、ジェンダー平等や性の多様性を含む、人権尊重を基礎とした性教育です。日本でも認知度が高まっているLGBTQ +への理解を深めるだけでなく、お互いを尊重したよりよい人間関係を築くための基礎となります。自身の存在価値も認めることができるようになり、他者だけでなく自分自身を大切にできるようになります。


理由その4
地方を中心に増える10代の思いがけない妊娠対策にも必須

2020年の10代の人工妊娠中絶件数は11058件。以下のグラフでは、6位以下には宮崎、北海道、徳島、青森、岡山と、地方が続いています。こういった状況を踏まえても、特に性教育に保守的な場合が多い地方に性教育を浸透させ、性のタブーをなくすことは急務といえます。「包括的性教育」では、性的同意や避妊の方法だけでなく、思いがけない妊娠をした場合の対処方法も学ぶことができるため、一人で悩む思春期の女性を減らすことが可能です。

理由その5
顔の見えない出会いで増加中の性感染症を防ぎ、梅毒も撲滅に導く

日本では激減していた梅毒ですが、2013年頃から再び増加傾向に転じました。今年はたったの半年で5615人の感染が報告。前年を抜くのではないかとニュースでも取り上げられました。感染を防ぐには性教育を徹底して行い、予防法を知ることが大切です。

(2022年上期 国立感染症研究所調べ)