2022.07.22 01:00セクシャルウェルネスブランド「Cosmos」の共同代表・古川さくらさんと考える日本のSRHR(性と生殖に関する健康と権利) 「SRHR」という言葉をご存知だろうか?「Sexual and Reproductive Health and Rights」の頭文字をとって省略されたこの言葉は、日本語では「性と生殖に関する健康と権利」と訳される。「SRHR」を啓発する国際協力NGO「ジョイセフ」のWebサイトによると、人が生まれながらに持つべき権利であり、すべての人...
2022.07.13 02:21「自分の性を好きになれる世界に」を掲げ、セクシャル・ウェルネスを真正面から見つめ直す。岩川龍之介さん(Playrie Inc. 代表・性教育認定講師)「性病にかかった」というと「遊び人」のレッテルを貼られたり、「自業自得」と言われたり、冷ややかな対応をされるか、からかわれるのが関の山だ。「できれば秘密にしておきたい」という人の方が多いだろう。しかし、岩川龍之介さんは、性感染症をきっかけに「性」そのものをタブー視し、問題を根本解決しようとしない風潮に疑問を感じ、自分が性感染症にかかったこ...
2022.07.07 06:52ジェンダーレスコンドームケースをきっかけに 性の健康や多様性を問いかける 橋本阿姫さん、古川さくらさん(ともにCosmos代表) いつもコンドームを持ち歩いているという人はどのくらいいるだろうか? 性を語ることが何かとタブー視されるお国柄ゆえか、日本では、例えば男性の財布からポロッとコンドームが落ちようものなら「この人、遊び人?」と疑われてしまうことすらある。女性が持っていた場合は「はしたない」と、さらにひどい偏見の眼差しを向けられそうである。 しかし、欧米先進国...
2022.04.25 05:00「日本に必要なのは、生殖が中心の性教育ではなく、 人権やコミュニケーションまで教える包括的性教育」 橋本阿姫さん(性教育講師・Cosmos共同代表)性教育=生きる教育地方から性のタブーを変革 日本の性教育は世界と比較して相当の遅れをとっている。例えば、デンマークの性教育は4歳からスタートし、自分や他者を大切にすることなど、人権教育から徐々に知識を積み上げ、その中の一部として生殖に関しての教育があり、更年期までもカバーをする。しかし、日本では小学校高学年で、多くの女の子が初潮を迎える頃...